残業代請求・未払賃金に関する相談において必要な書類

 残業代を請求するためには、究極的には裁判を視野に入れて動かなければなりません。また、相談時にも本当に未払いの残業代が発生するのかを検討しなければなりません。

 そこで、証拠となりうるものはトコトン集めておきましょう。基本的なものとしては以下のとおりです。

 

(1)タイムカード

(2)給与明細書

(3)就業規則

(4)労働契約書

(5)業務日報、運行日報

 

 

タイムカード

勤務してたこと、勤務時間を証明するための資料です。

これが有るのと無いのとでは、裁判手続きでも運び方も変わってくるので、是非とも欲しいところです。

タイムカードがなければ、パソコンのログやメモ書きでもかまいません。

 

※1:パソコンのログは、「コントロールパネル」→「管理ツール」→「イベントビューア」→「システム」の中で、見ることができます。パソコンの起動・シャットダウンの時刻を取り出すと良いでしょう。

※2:メモ書きは、就業時刻、終業時刻、業務内容、天気などを克明に毎日つけておくと良いでしょう。時刻が曖昧で、筆圧が一定のメモ書きは、一日で作ったんだなということが分かってしまいます。

 

給与明細

給与明細があれば、勤務していたことや、月々の基本給が判明します。

引いては、残業代の単価を計算するために必要ですので、是非とも給与明細書は手元に残しておいてください。

 

就業規則

 就業規則は、会社の内部での労働条件や規律を定めた規則です。

 就業規則は、書面による交付、常時事業場の見やすい場所への掲示又は備え付けなどによって労働者に周知しなければならない(労働基準法第106条)。ですので、建前としては、会社に請求すれば見せてもらえるはずです。

 「これから残業代を請求するみたいで、会社から目をつけられないか」と心配もあるでしょうから、「ファイナンシャルプランナーに資産の相談していて、退職金の規定について確認したい」などと言ってみると怪しまれないかもしれません。

 どうしても難しい場合は、管轄の労働基準監督署にて閲覧できる場合もございますが、いろいろと制約があり、労働者に認められる権利ではありません。労働基準監督署で説明するためにも、一度は会社に就業規則の謄写を請求すべきかと思います。

 

労働契約書

 いわゆる雇用契約書です。

 必ずしも契約書が交わているわけではありませんので、会社に採用を応募した際の募集要項、ハローワーク求人票などがあれば保管しておいてください。

 

業務日報、運行日報など

 外回りをする営業マンさん、配送のドライバー、長距離トラックの運転手さんの場合は、日報を残していると思います。それらの日報はコピーして手元に置いておきましょう。

 また、ドライバーの場合、タコグラフを保管していると思います。タコグラフがあれば運転している時間がわかり、およそ勤務時間と判断できるため、タコグラフも是非保管しておいてください。

 


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